続けてきたからこそできたもの part1
さて、HPをリニューアルしブログを始めましたが、何から書いていいか?正直、悩みますが、まぁその時に“これ”と思った事を赤裸々に書いていきます。
今日は、今ではタマヤパンの中では当たり前になった“国産小麦”についてお伝えしたいと思います。
いまでこそパンづくりにおいて国産小麦はごく当たり前に使われるようになりましたが、タマヤパンが国産小麦でパンづくりを始めたのは、もうかれこれ40年程前にさかのぼります。
きっかけは、先代社長がある勉強会に参加していたことからでした。
そこである方から、『日本人なら日本の小麦でパンを作ったらどうか?』と言われたことでした。
ここからは、先代がよく言っていたことです。少し簡単に書きますが…
『世界の国には、その国の土地、文化にあったパンがある。
ドイツに行くとライ麦を使用したドイツパン。フランスに行くとバケット、クロワッサン。イタリアならフォカッチャなど、食文化として根付いている。
その点、日本はまだまだで、やはり米飯文化である。
日本のパンというと、あんぱん、カレーパンなどかな?
食事の際に食べる代表的なものがない。』
そこで、日本の食パンを作ろうというのが始まりでした。
これが国産小麦を使い始めたきっかけのお話です。
そして、先代社長が実際に作ってみたところ、
『“これはうまい”これでパンづくりを進めていこう』と思ったそうです。
今では、ポストハーベストのことや食料自給率の問題が取り上げられますが、40年程前はそんな話が取り上げられることもないような時代だったようです。
最近よく、こういった質問をされることがありますが、タマヤパンが国産小麦を使い始めたきっかけは、先代社長の日本にパンの食文化を作ろうという想いと、食べ物であるからには当たり前だと思いますが、“おいしい”というこの2つの強い想いからでした。
つづく