経営行動計画書って? Part2
前回からの続きです。
経営行動計画についてです。
(前回はこちら→https://maibakukan.co.jp/tamaya-blog/経営行動計画書って?-part1)
うちの会社が目指しているのは、今の言葉で言うと主体的にスタッフがそれぞれの役割を認識して業務を進める組織です。
現場の人が遠慮なく意見を言えて、自分がやってみたい、チャレンジしてみたいことを、やってみる→振り返る→またチャレンジ、このような繰り返しを日々、行なっていくことで自分自身も成長し、食べて頂く方にも喜んでいただける商品をお届けすることができる。と考えています。
例えば、製造スタッフでも日々、パン作りを行なっていると
『こんなパンがあったらいいと思う』とか『こんなパンを作ってみたい』という想いがあります。それをチャレンジしてみようという事だったり
営業スタッフだと、販売店さんやお客さんの声を聞いていると
『こんなパンがあると良いのにな~』とか『タマヤさんでこんなパン作られへん?』って聞かれることも多々あると思います。そういったパンを形にしようということもそんな中の1つです。
タマヤパンには、創業の精神の【味づくり5ヵ条】の中で、お客様の声を反映してつくる。というものがあります。これは昔から本当にその行動を行なってきていましたし、今でもそうです。(ここ数年はコロナなどもありお聞きする行動ができていなくてすいません)
他にも事務系部署でも、業務の仕方、見直しなど様々な部分で『この方がいいのでは?』と同じような事があると思います。それも同じことです。
そんな時に判断の軸となるのが、クレドであり、経営行動計画書です。
そして、もう1つ今までの実践の中で感じた何より重要なことがあります。
”報連相” です。
なぜか?
先ほども伝えたように、会社全体が1つのチームなので、”情報共有”が必要だからです。
この仕事の基本といわれる、報告・連絡・相談ですが、これもまた、実践、行動するのが難しいと感じます。
報連相でも、大事やな~と感じるのが、上の立場の人の”聴く”の姿勢が大事ですね。
前回もお伝えしましたが、自分は、まだまだですが・・・
でも、会社全体で観てみると本当に、主体的に行動するスタッフが増えてきました。僕がまだまだでも、実践、行動できるスタッフが居るからこその成果です。
本当にありがたいことですし、心強いことです。
ありがとうございます。
以前は、老舗企業の伝統とか、社長のこだわりとか、気にする人が多かったのですが、そもそも先代も僕も、時代に応じて変えていかなかればいけないことは思い切って変える。という心構えで進んできていますし、社長個人というよりか、創業者が作った会社のバトンを引き継いだものなので、おじいちゃんならどうするかな~という判断で考えます。
その軸となるのが経営行動計画書であり、創業者の判断をイメージするのに最適なものは、40周年の記念誌になります。これは、創業者の生い立ちから書かれていて、非常に興味深く今でも読んでいます。
いつも思うのは、自分の役割はこのタマヤパンという会社を3代目として、バトンをもらい、我々の事業である
”安心、安全な食の選択肢を提供すること、提供し続けること”とも
言い換えれますが、その”事業”そのものを次へ繋ぐ事です。
その為の航海図であり、経営行動計画書は直近の1年間の短期の経営計画であります。
中長期のものは別にあります。これは計画書の様式もありますが
模造紙1枚の手書きのイラストになっています。
(落書きではありません(笑))
もっと長期で大雑把で皆がイメージしやすいものは、
”未来の会社案内”として、作ったものがあります。
ただ、これは事細かに作っているわけではありません。
みなが、会社組織を作り上げていく、経営に参画してほしい。という願いを込めて
敢えて余白を多くしていたり、これから未来の工場は、どんな工場がいいのか?とかお店はどんなお店がいいのか?というように、問いかけをしています。
そんな資料になっています。
前回から合わすとかなり長編ブログになりましたが、そんな想いからタマヤパンの経営行動計画書があります。
元はといえば、採用方針からの流れでこの話になりました。
心構え10ヵ条などもHPにも載せてありますが、その内容に秘めたる想いなどはまたこちらで紹介していきます。
そろそろ、次のスタッフのリクエストブログに移らないと、
『まだですか~?』と声が聞こえてきそうなので、次回はそれについてお話しします。
お付き合いありがとうございました。