経営行動計画書って? Part1
先日からのブログで”経営行動計画書”という言葉が出てきたと思います。
今日は、そのお話しです。
会社によって、経営計画書を作成し経営方針発表会を毎年開催しているところもあると思います。
うちも、先代の頃から行なっていました。
最近はコロナもあったりで途切れたりしていましたが、
昨年、2024年スタートに向けて内容も刷新し作り直しました。
その名称の中で”行動”という言葉が入っています。
これには意味がありまして、計画書を読んだり、発表会で決意表明したりしますが、それ自体がイベントごとになってしまい、そこで終了とならないように、あくまで行動に繋げるためのものである。という意味を込めました。
会社組織というのは、一人ひとりの自己実現、自己成長の場でもあります。
なので、傍観者になってほしくないという想いもあります。
トップダウン方式の経営だとどうしても、上の人の顔色を伺い、指示を待って、何か事が起こっても指示を待ったり、自分の意思を抑えて見ているようなことが起こります。
うちが目指すのは、ひとり一人が自ら、考え、行動する人になって欲しいと考えています。
そういう想いからも”行動”という言葉をつけています。
ここで経営行動計画書の中にある説明を紹介します。
この経営行動計画書は、タマヤパンに関わるすべての皆様が幸せを感じ、愛され、安定した生活を、人生を歩んでいくために、そして、永続企業として社会に貢献する会社を実現するために創業の精神を含む理念(クレド)を元に、今年度の方針を明確にし、数字による目標も合わせて、何をしていくかを願いを込めて書き上げたものです。
経営計画を立てても日々の状況、条件などは常に変わってきます。そういった時に、上記にあるように安定した生活、人生を歩んでいくために、ひとり一人が自ら、考え、行動する人になって欲しいと考えています。自分の決断、判断に自信を持って、仕事だけでなく人生を楽しく幸せに歩んでいって欲しいです。
皆さんが現場の作業で迷い、考える時に、立ち戻る指針として、この経営計画書を使って下さい。そういうものになってこそ、価値のある経営計画書になります。皆で力を合わせて、日々ご機嫌に行動していきましょう。
この、ひとり一人が自ら、考え、行動する人になって欲しい のところですが
前回書いた”言葉を揃える”にも通じますが、過去に捉え違いをする人がいました。
自ら考え行動する人=自分で考えて勝手に何でもやっていい!自由だ~みたいな・・・(笑)
個人で仕事をしているんとちゃうんやから・・・
自由には責任が伴うんやけど・・・
と思いましたが・・・なかなか伝わらなかったです。
どこでもそうだと思いますが、うちの場合は”パン”というものを作り上げてお客さんに届けるまで、いろんな部署で何人ものが関わって一つのものを作り上げていっているので、チームとしての調和、部署間の調整なども必要である。という大事な事が抜けて、
水戸黄門の印籠のように、”社長が言っている!”みたいな感じになっていました。。。(汗)
正直これも、説明するの難しかったです。
その人に何度か話をしましたが、『社長は自由にやれって言った。』とか『事前に伝えた。』とか、うん?ってことも多くあり伝え方が悪かったのかと反省しました。
これも思い込みですよね。わかってくれているであろう。
伝えたつもりであり、先ほどの想い、主体性をもった人の集まりの会社にしたい!という方向性もわかってくれていると思い込んでいました。
『その人に伝わったかは、行動を観て確認すればわかる。』
こんな言葉も思い出します。
会社全体でこの”であろう”が多かった時期もありました。
あの人がやってくれている”であろう”みたいな感じで、問題が起こって初めて
えっ!誰もやってないの?って 時があったりもしました。
部署の役割、業務の整理ができていなかったこと、縦割り組織の象徴ですね。
これもまた反省でした。
次回へ続く