働きやすい職場、目指します③
こんにちは! 3代目の田中です。
今日は前回のブログ「働きやすい職場、目指します②」からの続きです。
今年度から新たに始めた取り組みのうち、
今回は「年間休日アップ」と「育休、産休、介護休暇制度改革」
について説明します。
休みは、本当に昔から一番の懸案でした。
工場が止められない中、残業時間の削減も同時に進めたいという思いもあったため、現場はシフト調整など大変なことがたくさんありました。
けれども、数年前より準備をしてきて、みんなの知恵と工夫で、
今年度より休日を増やすことができるようになりました。
そして、育休、産休、介護休暇制度についても、
子育て世代の方の比率が高いことや、
パートさんでも親御さんの介護などの話もよく聞くようになったので、
専門家の方にご指導いただき、見直すことができました。
みんな、ありがとう!
今回の制度の見直しは、今流行りの働き方改革の一環でもありますが、
じつはもっと昔に、今でも来てもらっている先代社長時代からのスタッフAさんとの、こんな会話が発端となっています。
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Aさん:「孫の運動会を見に行ってきたんや〜、それで娘に『お父さんは、運動会でもなんでも、仕事ばっかりでいっこも来てくれへんかったな〜』と嫌味言われたわ〜」
と、笑いながら話してくれました。
Aさん:「社長な、俺らの時代は朝から晩まで仕事に熱中してやってたけど、これからはもうそんな時代じゃないし、そうせんとあかんようなパン屋になったらあかんで」
そう言って僕の話を聞き、新しい生産体制を築くことにエールもいただきました。
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これがすごく心に響いて、こういうスタッフさんに支えられていたから続けてこられたのだな、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
合わせて、経営者として申し訳ない気持ちもいっぱいになりました。
それから長い時間がかかりましたが、徐々に働き方を変えながら、今回の制度改革に至った次第です。
・・・でも! これが終わりではありません!
新年度が始まってすぐに、専務のBさんとこんな会話がありました。
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僕:「やっとできたな〜。でも、次の目標があるんやで。
ここまできたら週休3日くらいにしたいな」
Bさん:「いや、まずは年間140日ですね」
僕:「よし、じゃあ次はそこまでいこ!」
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そんな訳で、ここで止まることなく、
次の目標に向けてまた一歩一歩進んでいきます。
年間140日に、週休3日……。
そして更に、もうひとつ叶えたい「ロングバケーション制度」という野望もあるんです!
これはまた、次の機会にお話します。