心がまえ10箇条 Our Philosophy

今までタマヤパンが存続してきた理由、大事にしてきたこと、今後も永続していくために常に心においておく大切な考え方

1. 5Sの徹底

5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)のこと。

整理とは:要るものと要らないものを分けて、要らないものを処分すること
整頓とは:要るものを使いやすい場所にきちんと置くこと
清掃とは:身の回りのものや職場の中をきれいに掃除すること
清潔とは:職場を衛生的に保つこと
躾とは:上記4Sを習慣づけ維持し、更により良い方法を探究すること

うちは、”徹底”という言葉がついているように、人から見たら異常というくらいやり遂げる意味で表現している。

2. 理念型経営

自社の理念を踏まえて経営判断を行い、事業の社会的意義と存在意義を明らかにして経営を実践すること。

経営者だけでなく各スタッフが理念(クレド)を元に各自判断を行なっていこうという方針。
自ら考え、決定し、行動する人であって欲しい。
(判断をしたからといって、責任の全てを押し付けるものではない。)

3. 売上規模を追っかけない

経営者によっては「売上を100億に」「会社規模を大きくする」ことが目標であり、何がなんでも到達するように進める人もいるが、タマヤパンではただ単に売上や規模の大きさを目標としない。

我々の使命は何か?を考え、量より質を大切に、「売上額の大きさ」ではなく「中身の質」、「会社規模」だけではなく「会社組織の中身の質」を重視し、適正な規模で企業の目的を意識して事業を進めていくことで、結果として自然と大きくなることが大切と考えている。

4. 「1」の積み上げ

できることからコツコツと積み上げていこうという意思表示。

商品であればまずは発売して、育てていくことを重視する。
営業活動でいうと、1つの注文をいきなり10にするのではなく、1から2、2から3といったように確実に積み上げてリピーターの方を増やしていく。
人財育成でいうと、毎日1の経験を次の日にはその1の上に、さらに1の経験を積み上げていく。
振り返ることが大切であると考える。1日にしてならず。

5. 不易流行の心

時代に応じて変えなければならないものもあれば、絶対に変えてはならないものもある。
その見極めが重要であり、変える際には思い切ってやってみることも大事。
今、まさにこの言葉が重要な時代になっていると感じている。

ダーウィンの進化論も同じ。
最も優秀な者が生き残るのではない。最も変化できた者が生き残る

6. いつの時代も永続企業づくり

いつの時代も、今、今日この時から100年続く会社づくりと考えると、時間軸とやるべきことの目線が変わり、本当に大事なことを考えることができる。

もちろん足元=直近の短期計画をしっかりと取り組まなければ、足元を掬われる。
しかし、長期的視点もないと、経営判断はできない

「今、良ければそれでいい」では企業も伝統も国も地球も何もかも続かない。
時にはこんな大きな発想に立ち返ることも重要。

7. ブランディング

お客様から選ばれ続け、愛され続け、永続企業になるためには、タマヤパンのファンになっていただくこと=ブランディングが重要。
他のものと同じではいけない。唯一のものに、オンリーワンにならなければならない
それがタマヤパンの生きる道であり、毎日食べていただくお客様のためでもある。

8. デザインの価値

「中身が、質が、規格が良ければ売れる」そういう時代は終わった。
会社も商品もそのもの自体を表す、デザインが重要
ひと目でわかっていただく視認性もこれからは大切な時代。

お客様と一緒に作り上げていく、売り場を作る、ファンになっていただく人を創る。
これは全てデザインする作業という考え方。
この見た目の外装というデザインと、イメージを具現化していくというデザイン、どちらもとても価値が高く、これからも重要なポイントである。

9. 現地・現物・現実

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」という言葉そのもの。

会社経営は決算書や月次成績といった数値で測られるが、それはあくまで数値の羅列に過ぎない。
その数字が何を表し、何を表現しているのか、現地=現場で確認し、現物を見て、現実を知ることが次に繋げるために、とても大切。
体感することで気づきや進むべき方向性が確認できる

10. ごきげんを忘れずに!

これが最も大事。
タマヤパンでは、ごきげんの価値を考え実践する、研修がある。これはなんのためか?

売上を上げるためではありません。経営成績をよくするためではありません。
スタッフ一人一人がより良い人生を歩んでいくため、ごきげんな仲間と人生の1/3は過ごすであろうと職場で、寿命という決められた時間の中で生きていくにあたり、ごきげんな気持ちで過ごす時間を少しでも多くあって欲しいという願いからである。

どうせやるなら きげん よく!